漢方
癌の代替医療として用いられる、漢方薬に関する情報をまとめています。
癌の代替医療その2:漢方
癌に対する西洋医学の限界と、それを補完するための東洋医学の関係は、昨今医学会で非常に注目されています。東洋医学、とりわけ漢方については一定の成果がすでに認められており、効果の期待や副作用の少なさから、積極的な利用も増えているようです。
癌治療に使われる漢方薬
癌治療には、以下のような漢方薬が使われています。
■抗がん作用のあるもの
- 蒲公英
- 牛蒡子
- 鶏血藤
- 冬虫夏草
- 五味子
- 白花蛇舌草
- 半枝蓮
- 山豆根
- 霊芝
- 田七人参
- 朝鮮人参
など
ほかにも、からだの調子を整える漢方薬を調合し、総合的に人間のもつ抗癌作用を高めていくのが漢方を使った癌治療です。
漢方薬のメリットとデメリット
では、漢方薬による治療にどのようなメリット・デメリットがあるでしょうか。
■メリット
漢方薬は、すでに臨床試験でその抗癌作用が認められています。たとえば、国立台湾大学医学院の実験では、癌細胞を攻撃し死滅させ、転移や病理性新生血管の発生を妨げる効果が証明されています。
また、西洋医学では食い止めることのできない末期癌の進行を遅らせ、苦痛を和らげることで、QOLの向上にも役立ちます。
何より、西洋医学の邪魔をしないのが大きなメリット。副作用が少なく、投薬などに影響が出にくいと言われます。
■デメリット
一方、漢方薬だけで癌を治すのはかなり難しいと思います。あくまで西洋医学との組み合わせで使うことを前提とするのが一般的です。
また、本格的な漢方薬はオーダーメイドとなる場合が多く、その処方代も平均して1ヶ月2~5万円と高価です。
愛飲者の声
最後に、漢方薬を愛用している方の声を紹介します。
- 余命3か月と宣告された父でしたが、漢方薬を使い始めてから体調がよくなり、今では畑仕事もしています。父に花嫁姿を見せることができて、本当に感謝しております。
- 腫瘍マーカーは4ケタの数字になり、余命が1か月もないと言われました。ところが、末期がんの漢方処方を受けてからは、体があたたまり、むくみも取れ、顔色が良くなりました。本当に、どこまでよくなるのでしょうか。
- 腹膜癌がひどくなり、腹水がたまって衰弱してしまいましたが、免疫細胞を活性化させる漢方を処方してもらってから、腹膜癌が縮小し、効果がありました。化学療法との組み合わせがよかったのだと思います。