癌の転移にかんする知識をわかりやすくまとめました

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乳癌・卵巣癌・子宮癌

乳癌、卵巣癌、子宮癌といった女性特有の癌について解説しているページです。

乳癌・卵巣癌・子宮癌の症状と治療、転移に関する基礎知識

女性特有の癌として知られている乳癌、卵巣癌、そして子宮癌。ただ癌としての症状が不安視されるだけでなく、乳房や卵巣、子宮など、女性特有の機能を失う恐れがあるため、早期発見が重要視されています。

メディアでも話題になることが多いこれらの癌ですが、その治療法や転移について改めて基礎知識を深めておきましょう。

乳癌

乳癌と診断される女性は、年間に4万人とも言われています。どんな女性にもリスクがあり、定期的に検診を受け、早期発見を心がける必要があります。

乳癌の転移

乳癌は、リンパ節への転移や、リンパ管に乗って臓器に転移するリスクがあるとされています。そのほかには脳、骨、皮膚へも転移しやすく、特に肺と肝臓には転移しやすいと言われています。

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乳癌の予防

乳癌は、自己チェックをすることで早期発見が可能です。

生理が終わった4~5日後に、乳房の形や大きさの変化、皮膚のヘコミやひきつれ、乳房やわきにしこりがないかといった点について鏡を見ながらチェックをしてみましょう。

これを毎月行うことで、早期発見できる可能性が高くなります。

乳癌の治療

乳癌の治療は、大きく分けて乳房切除術と乳房温存術に分けられます。

癌治療としては乳房を切除することが確実な治療につながるのですが、女性にとって乳房の切除は精神的にも非常に負担が大きくなります。そこで、癌の症状によっては乳房を温存しながら、癌細胞だけを取り除く温存手術を行うこともあります。

前後に化学療法やホルモン療法などを使い、癌細胞をできるだけ小さくすることもあります。これによって切除部分を小さくし、負担を軽減することができます。

卵巣癌

支給の両側にある卵巣にも癌が発生します。

■卵巣癌の種類

卵巣癌は、発症する場所によって4つのタイプに分けられます。

  • 表層上皮性・間質性腫瘍:表面を覆う上皮や、卵巣皮質と卵胞の間の結合組織に発症
  • 性索間質性腫瘍:卵胞内の顆粒膜や黄体に発症
  • 胚細胞腫瘍:卵胞内の胚細胞に発症・若い世代に多い
  • その他の腫瘍

卵巣癌の転移

リンパに乗って癌が転移する恐れがあり、腹膜、胸膜、骨、脳や肺、肝臓に転移しやすいと言われています。

卵巣癌の治療

卵巣癌は発見が難しく、発見されたころには症状が進んでいる状態が多いと言われています。

症状が進んでいなければ、卵巣を片方だけ摘出することで、妊娠のできる体を維持することができます。一方、症状が進行していれば、両側の卵巣や子宮を摘出することになってしまいます。

I~IV期までの段階に分けられる子宮癌は、III、IV期では予後が悪く、治療が難しいと言われます。ただ、場合によっては化学療法の効果が高いこともあり、その場合は手術によって治療しやすくなります。

子宮癌

子宮癌は、子宮の奥の子宮体にできる子宮体癌と、入り口にできる子宮頸癌の2種類に分けられます。同じ子宮癌でも、この2つはまったく別のものと考えるべきです。

■子宮体癌と子宮頸癌の違い

子宮体癌は、閉経前後の50代をピークとして起こりやすくなる癌です。女性ホルモンの乱れが原因と言われており、不正出血によって気づくことがあります。

一方、子宮頸癌はセックスの時に感染するヒトパピローマウイルスが原因。成人女性の半数以上が感染するのですが、この菌が排除されないと癌になる可能性があります。自覚症状がなく、早期発見のために手を尽くす必要があります。

子宮癌の転移

子宮癌は肺、肝臓、リンパ節に転移する可能性があります。これらの転移が見られた場合、通常は抗癌剤での治療が行われます。抗癌剤が血液に乗って全身に運ばれることで、全身の小さな癌を根絶することを目指します。

ただし、転移した子宮癌は治療が不可能だと言われます。その場合は苦痛を和らげ、生活の質を向上させるための代替医療や補完医療を行うことを勧められると思います。

子宮癌の治療

子宮体癌の場合は、子宮の切除によって治療を進めることが多いようです。症状が進むと子宮頚部にも癌が広がるため、子宮の切除だけでなく、放射線治療が行われます。

一方、子宮頸癌はステージIIIの段階で手術が難しくなるため、放射線治療や化学治療のみを行うことになります。子宮頸癌は放射線治療が効きやすいことが知られています。

いずれも妊娠・出産を強く希望する場合、症状が初期段階であれば子宮を残す手術も可能です。子宮癌だからといって諦めず、出産が可能かどうかよく相談をするとよいでしょう。

 
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