癌の転移にかんする知識をわかりやすくまとめました

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その他

ここでは、前立腺癌、膀胱癌、甲状腺癌、食道癌などの症状や治療法、転移といった基本的な情報をまとめています。

知っておきたい、さまざまな癌の基礎知識

肺癌や肝臓癌、胃癌などはよく知られていますが、癌にかかる部位はそのほかにもさまざまです。ここでは、いくつかの癌の症状や治療法に関する情報をまとめてみました。

前立腺癌

前立腺癌は、もともとは非常に患者数の少ない病気でした。しかし、近年は患者数が増え続けています。

自分での発見は難しいものの、検診では比較的発見が容易な癌です。定期的に検診を受け、早期発見を心がけましょう。

前立腺癌の転移

前立腺癌は転移しやすいと言われ、周囲の骨や脊椎に多いようです。早期発見ができれば90%は治療可能ですが、転移してしまっていると治療は難しくなります。

前立腺癌の症状

前立腺癌を患うと、残尿感や頻尿、放尿力の低下などが見られます。これは前立腺肥大症と似ていて、加齢によるものだと判断して診察を受けない方が多いそうです。

症状が進むと骨盤に移転し、腰や下肢に痛みを感じるようになります。そうなる前に、早めの診察を受けましょう。

前立腺癌の治療

前立腺癌はほかの癌に比べて進行が遅く、治療法はほかとは異なります。

基本的には、ホルモン療法を用います。前立腺癌の成長は男性ホルモンによって起こるので、この分泌を抑えることで癌を小さくすることを目指します。具体的には、精巣を切除したり、ホルモンの分泌を抑える薬剤を内服します。

症状が進んでいる場合には、手術によって癌を切除したり、放射線によって癌細胞を殺すといった根治的治療法を用いることもあります。患者の年齢が若い場合にも、手術などを行うことが多いようです。

膀胱癌

膀胱癌は70代の男性にもっとも多く発症するといわれている癌です。

膀胱癌の転移

膀胱癌は、リンパ節や肺、肝臓、骨に転移しやすいと言われています。転移が進んだ場合には手術は難しく、抗癌剤での治療が行われます。

膀胱癌の症状

もっとも多いのは、痛みを感じない血尿です。突然止まることがあり、治ったように勘違いしてしまうことがありますが、癌が治ったわけではありません。この無痛性血尿は、膀胱癌の8割にあらわれる症状なので、膀胱炎だと勘違いせずに診断を受ける必要があります。

膀胱癌の治療

膀胱癌の治療は、基本的には外科治療を行います。症状が初期ならば、癌の患部を切除することができます。しかし浸潤が進んでいる場合は、膀胱を全摘出することになります。

また、初期段階で膀胱に抗癌剤の注入を行う治療法が用いられることもあります。これは入院の必要がなく、負担が軽減されます。

甲状腺癌

甲状腺癌は、喉仏のそばにあるホルモン分泌器官にできる癌です。すべての癌の症例の1%ほどを占める、珍しい癌です。比較的女性に発生しやすいようです。

甲状腺癌の転移

まず多いのは、頸部リンパ節への転移です。ほかの部位にも転移は起こりますが、進行はゆるやかで、治療がしやすいようです。

甲状腺癌の症状

多いものとしては、喉のしこりです。喉仏が腫れていたり、触った感触が変わっていることで気づくようです。そのほかには自覚症状がないため、見た目や感触でしか自分では発見できないと言えます。

また、リンパ節への転移が見つかり、後から甲状腺癌が原因として存在していたことがわかるケースも少なくありません。

甲状腺癌の治療

甲状腺癌は、基本的には切除手術を行います。片側あるいは両側の甲状腺を取り除き、転移がある場合はリンパ節摘出も行います。

すべての甲状腺を切除した場合は、甲状腺ホルモン剤を一生服用することになります。しかしそれ以外は通常の生活が可能であり、予後も比較的穏やかです。

食道癌

食道癌は、多くが食道中央から発生し、約1/4が下部に発生します。日本では、ほとんどが粘膜表面に発生する扁平上皮癌だと言われています。

食道癌の転移

食道癌はほとんどがリンパ節や肺、肝臓、骨などに転移をします。首が腫れたり、声がかすれる症状は、首の付け根のリンパ節への転移が疑われます。背 中や腰に重い痛みを感じる場合は胸や胸部のリンパ節への転移が考えられます。肺や肝臓の転移は、症状が進むまで自覚症状が表れないので、発見が難しいと言 われています。

食道癌の症状

初期段階では自覚症状がありません。健康診断や人間ドックの内視鏡検査で見つかることがあり、この段階では治療成功率は高いようです。

少し進行すると、喉が痛んだり、熱いものを飲み込むとしみるようになります。さらに進行すると食べ物がつかえるようになり、明らかに異常だと感じるようになります。

また、むせるような咳が増えたり、声がかすれることも多くなります。

食道癌の治療

食道癌の治療は、基本的には切除手術を行います。食べ物の通り道がなくなってしまうため、食道を新しくつくることになります。

また、食道を温存する場合や、転移が進んでいる場合は、放射線治療や化学療法を用います。

 
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